情報セキュリティと知財管理シリーズ第8回:中小企業のためのセキュリティ体制づくり入門
~コストを抑えた導入法と外部委託とのバランス~
目次
- はじめに:なぜ今、情報セキュリティが重要なのか?
- セキュリティ体制づくりの基本
- コストを抑えた導入法
- 外部委託とのバランスの取り方
- 実例紹介:最低限でも「ここまでできる」
- まとめ:無理なく、でも確実に始めるために
- 行動喚起(初回無料相談のご案内)
1. はじめに:なぜ今、情報セキュリティが重要なのか?
こんにちは!
当事務所では、中小企業・個人事業主の皆さまの情報管理や知的財産に関する課題に寄り添いながらサポートしています。
近年、企業規模に関係なく情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが高まっています。特に「取引先からセキュリティ対策を求められた」「外部委託先のミスで情報が漏れた」といった声も増えてきました。
「自社には関係ない」と思わずに、できることから始めてみましょう!
2. セキュリティ体制づくりの基本
情報資産を「棚卸し」する
まず最初に、自社の情報資産を洗い出しましょう。顧客情報、見積書、設計図、発注書、メールなど…守るべきものは意外とたくさんあります。
最低限の内部ルールを決める
パスワード管理、持ち出し制限、紙資料の破棄ルールなど、簡単でもルールを明文化することが第一歩です。
3. コストを抑えた導入法
フリー・低価格ツールの活用法
Google WorkspaceやMicrosoft 365のようなクラウドサービスでも、2段階認証や共有設定を見直すだけで十分な効果があります。
無料で使えるウイルス対策ソフト、ファイル暗号化ソフトなども活用できます。
公的支援制度・補助金の活用
「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」など、情報管理にも使える補助金制度があります。費用面で不安がある方は、まずはここから調べてみるのもおすすめです。
4. 外部委託とのバランスの取り方
委託先を選ぶ際の注意点
「信頼できるから任せている」で済ませるのはNG。どこまでの範囲を委託するか、契約書で明確にしましょう。
契約書で守るべきポイントとは?
秘密保持契約(NDA)には、以下の内容を入れておきたいところです。
- 秘密情報の定義
- 使用範囲と目的
- 契約終了後の対応
- 損害賠償条項
実務上は、「何が秘密か?」を曖昧にしないことがポイントです。
5. 実例紹介:最低限でも「ここまでできる」
- 見積書・契約書はPDFで暗号化して送信
- 社内パソコンの画面ロックを設定
- クラウド利用時はアクセスログを確認
これだけでも十分「やっている」と言える内容です。
6. まとめ:無理なく、でも確実に始めるために
情報セキュリティは、「やりすぎ」ではなく「できることから」でOK。大切なのは「考え方」と「ルールづくり」、そして「継続」です。
「何から始めれば?」という方こそ、まずはお気軽にご相談ください。
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▶第1回:技術流出で書類送検!営業秘密の持ち出し事件から学ぶ、企業が取るべき情報管理対策とは?
▶ 第2回:NDA(秘密保持契約)で本当に情報は守れる? 基本条項と見落としがちな落とし穴を解説!
▶第3回:裁判で「営業秘密と認められなかった」実例に学ぶク契約や制度だけでは守れない理由
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