CBT試験とは?資格試験のデジタル化と今後の流れをやさしく解説
最近、資格試験で「CBT方式」という言葉を見かけることが増えてきました。
私自身も、企業経営アドバイザー試験を受験した際、このCBT方式の試験を体験しました。
最近では日商簿記などでもCBT方式が導入されており、さらに司法試験でも試験のデジタル化が進められているようです。
そこで今回は、CBT試験とはどのような試験方式なのか、そして資格試験のデジタル化の流れについて、実際の体験も交えながら整理してみたいと思います。
目次
CBT試験とは
CBTとはComputer Based Testingの略で、コンピュータを使って受験する試験方式です。
従来の試験では、問題冊子やマークシートなど紙を使って試験が行われてきましたが、CBT試験ではパソコンの画面上に問題が表示され、パソコンを使って解答します。
最近では次のような資格試験でも導入されています。
・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・日商簿記
・英検S-CBT
実際にCBT試験を受験して感じたこと
私自身、企業経営アドバイザー試験でCBT方式の試験を受験しました。
この試験では過去問は公開されておらず、一般社団法人日本金融人材育成協会が公開しているサンプル問題のみが参考資料でした。
試験の構成は
- 知識科目:50問
- 実践科目:個別問題20問+事例問題1題
という内容です。
試験会場はパーテーションで区切られたブース形式で、さらに無音のヘッドホンを着用して試験を受けます。
周囲の音を気にすることがなく、集中しやすい環境でした。
問題はパソコン画面に表示され、あとから前の問題に戻ることも可能でした。
また、後で見直すために、飛ばした問題に印を付けておくこともできました。
択一式は試験終了と同時に採点され、その場で結果が表示されます。
ただし、記述式の結果については後日発表となっていました。
合格していたときは、思わず心の中で「やったぁ!!」と叫びたくなるほどでした。
ただし、試験会場はとても静かなので、本当に心の中だけです(笑)
試験終了後には結果のプリントが1枚出てきて、各分野ごとの正答率などの分析結果まで確認することができました。
紙の試験の場合は
- 採点
- 合格発表
- 郵送通知
など多くの手続きがありますが、CBT試験ではこうした手間がほとんどありません。
CBT試験会場の特徴
CBT試験会場は比較的小規模な会場が多く、待合室などがない場合もあります。
CBT試験会場は、パーテーションで区切られたブース形式になっていることが多く、それぞれのパソコンで試験を受ける形になります。
私が受験したときの流れは次のようなものでした。
- 会場到着
- 本人確認
- 荷物をロッカーへ
- 試験室へ移動
- 指定されたパソコンの前に着席
- 注意事項をパソコン画面で確認
- 自分のタイミングで試験開始
なお、私は注意事項の説明の中で少し分からない部分があり、会場の方に確認しましたが、担当の方もよく分からなかったようで「えいや〜!」という気持ちで試験を始めたのも、今となっては良い思い出です。
以前のブログでもCBT試験について書いています。
CBT試験のメリット
実際に受験して感じたメリットとしては
- 採点が自動で行われる
- 結果がすぐ分かる
- 試験運営の効率化
などがあります。
また、問題がデータとして管理されるため、問題流出を防ぎやすいという点も大きな特徴だと感じました。
一方で、カンニングなどの不正行為を完全に防ぐことができるのかという点では、まだ課題もあるのではないかとも感じました。
司法試験でもCBT導入へ
現在、法務省では司法試験・司法試験予備試験のデジタル化が進められています。
近年、資格試験の世界でもデジタル化の流れが広がっているようです。
法務省の資料によると、令和8年(2026年)の試験から
- CBT方式による試験
- 出願手続きのオンライン化
などが予定されています。
資格試験の世界でも、デジタル化の流れは今後さらに進んでいくのかもしれません。
行政書士試験はどうなる?
では、行政書士試験もCBTになるのでしょうか。
現時点では、行政書士試験のCBT化については発表されていません。
行政書士試験は受験者数が非常に多いため、CBT方式を導入するには試験会場や試験運営の面で課題も多そうです。
私が受験したCBT試験も小規模な会場でしたので、受験者数の多い試験では導入が簡単ではないのではないかと感じました。
また国家試験では試験の公平性も重要になります。
そのため、仮に導入されるとしても紙試験とCBTを併用する方式などになる可能性もあるのかもしれません。
まとめ
最近は資格試験の世界でもデジタル化が進んでいます。
CBT試験には
- 採点の効率化
- 試験運営の効率化
- 問題管理のしやすさ
など多くのメリットがあります。
一方で、過去問が公開されないなど受験対策の難しさもあります。
今後、資格試験がどのように変わっていくのか、引き続き注目していきたいと思います。
CBT試験とは何かを知っておくことで、これからの資格試験のデジタル化の流れを理解しやすくなるかもしれません。
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