🌱知財シリーズ第1回
「著作権だけじゃない!知財の世界」~知財って、実はあなたのすぐそばにある~
こんにちは!
当事務所では、個人事業主や小規模事業者の皆さまの知財(知的財産)に関するお悩みをサポートしています。私自身も日々勉強を続けながら、「ちょっと難しいけれど、全然できなくもない!」を合言葉に、皆さんと一緒に学んでいけるブログを目指しています。
今回は、新しいシリーズとして「知財(知的財産)」のことを少しずつ取り上げてみようと思います。
「知財」って、なんだか専門的で難しそう?
「特許」「商標」「意匠」…聞いたことはあるけれど、なんとなく“企業向けの専門用語”のようで、自分には関係ないかも…と思っていませんか?
実を言うと、私も最初はそうでした。
でも、勉強を進めていくと、意外と身近で面白い世界でした。
たとえば、
北九州の老舗菓子店が使っている商品名や、商店街ののぼり旗に描かれたロゴ、地元工場のちょっとしたアイデアも、“守れる財産”になるんです。
こうした地域の想いや技術・工夫を制度で支えるのが、知的財産制度。そして、行政書士としてもその支援に関われる場面があるんですよ!
このシリーズでは、産業財産権(特許・商標・意匠・実用新案)に焦点をあて、制度の基本と行政書士の関わり方をやさしく整理していきます。
「知財」って、そもそも何だろう?
「知的財産」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
かんたんに言うと、「人のアイデアや工夫、創作したもの」に対して与えられる“権利”のことです。
たとえば、こんなものがあります:
グループ | 名前 | どんなもの? |
---|---|---|
産業財産権 | 特許権 | 新しい技術や仕組みに対して与えられる権利 |
実用新案権 | 小さな工夫や改良などに対する権利 | |
意匠権 | モノの見た目やデザインを守るための権利 | |
商標権 | ロゴやブランド名など、目印になるものの権利 | |
著作権 | 著作権 | 文章や音楽、絵や写真などの作品に関する権利 |
「権利」というとちょっと難しく感じるかもしれませんが、
ようするに、「せっかく生み出したアイデアや作品を、他の人に勝手に使われないよう守るしくみ」だと思ってもらえたらOKです。
行政書士でも、知財のことができるの?
知財に関する手続きは、専門の国家資格「弁理士」がメインで対応するものも多くあります。
(たとえば、特許や商標の出願などは、弁理士の独占業務です)
ただ、たとえばこんなことは、行政書士もお手伝いできます:
- 知財に関する契約書の作成や内容の整理
- 自分の作品が無断で使われていたときの初期対応の相談
- 商標登録したほうがいいのか、検討のアドバイスや書類作成
- 知財を活用したい中小企業・個人事業主へのサポート
現在はまだ準備段階ですが、知財を活用したい方に寄り添えるよう、実務に向けた勉強を続けています。
最新の制度や事例にも日々アンテナを張りながら、よりよいサポートができるよう努め、これから出会える方と一緒に考えながら、少しずつ伴走していけたらいいな、と思っています。
このシリーズではこんなことを書いていきます
今後の記事では、たとえばこんなテーマを取り上げていく予定です。
- 弁理士と行政書士、それぞれの役割ってどう違うの?
- 商標って何? 使えるとどんなメリットがある?
- 商品やサービスの名前、どこまで守れる?
- 意匠ってどんな場面で使えるの?
- 営業秘密(ノウハウ)を守るには?
- 知財を「経営の力」に変える方法
「知財って面白そうだな」と思ってもらえるきっかけになればうれしいです。
おわりに
知財の話って、ちょっと難しそうだったり、答えがすぐに出ないこともよくあります。
でも、だからこそ、私も学びながら、こうして少しずつでも伝えていけたらと思っています。
どのくらいの方に届いているのかはわかりませんが、
「へえ、知らなかった!」「ちょっと役に立ったかも」と思ってもらえたら本当にうれしいです。
また気が向いたときに、のぞいていただけたら嬉しいです。
私もまだまだ勉強中ではありますが、「知らなかった」で困る方を少しでも減らせるよう、
これからも知財のことを、できるだけわかりやすく発信していきます。
知財をもっと身近に。もっと味方に。
\お気軽にお問い合わせ・ご相談ください!/
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- 皆様のお役に立てる情報をお届けしたいと思っております。
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